いよいよイヴァナチャバック来日ワークショップのプレイヤー募集が近づいてきました。
なので、今日は「女性という視点から」イヴァナから指導を受けることの意味について少し考えてみましょう。
エンパワーとは何なのか?
イヴァナチャバックは、パーティーなどの席上で「あなたは職業を聞かれたら何と答えますか?」という質問に、
「人をエンパワーすること」
と答えています。「エンパワー」とは、日本語に訳すと「パワーを与える」というような意味。
この場合のパワーとは、日本語でいう権力のようなものとは違います。どちらかというと「気力(人がもともと持っている本来の力、根源的な力、人間力)」のようなものだと考えていただけると良いと思います。
イヴァナは、そのパワーを与えること、あるいは、もしあなたがそれを失ったと考えているなら、それを取り戻させることが自分の仕事だと言っているのです。
「私の仕事は演技を教えることです」とは言わないのです。
そんな彼女ですから、シーンワークで取り上げる作品にも彼女の意向が反映される傾向があります。
中でも一番強く感じるのは、シーンワークを通して女性をエンパワーしたいというイヴァナのパッションです。
来日ワークショップに参加する16人のプレイヤーに与えられるテーマはそれぞれですが、間違いなくそのうちの幾つかは『女性のエンパワーメントがテーマ』となるでしょう。
2019/10/12のムービー・ナイトで扱った、イヴァナのクラスの定番でもある映画「エリン・ブロコビッチ」も、まさに女性のエンパワーメントがテーマの映画であり、今までの来日ワークショップ、LA Bootcampでも取り上げられています。
エンパワーメント・ストーリー
主人公のエリン・ブロコビッチは、十代の頃はミス・ウィチタ。ミスコンで栄光を勝ち取り、彼女には前途洋々の輝かしい未来が待っている筈でした。
何でもできるはずだったのに、どこでボタンを掛け違えたのか、今では金なしキャリアなしオトコなし。あるのは離婚歴2回と子ども3人だけ。
そんなパワーを失った女性が、ある大企業の環境汚染に気づき、600人以上を巻き込んで訴訟を起こし、結果、400億以上というアメリカ史上最大の勝訴をする話(実話)です。
最後は金ありキャリアあり男ありに大変身!
非常にわかりやすい女性のエンパワーメントのストーリーですよね!
・エリンブロコビッチ・ジュリアロバーツの役作りに学ぶ俳優の姿勢とは?
次は、あなたの番です!
もう一つ、女性のエンパワーメントのストーリーを紹介しましょう。
イヴァナのワークショップでよく行われる女性のエンパワーメントを題材としたシーンに、『Power and the Glory』という戯曲があります。
女性としての尊厳を完全に失って鬱気味の女性ワンダと、ワンダを励ます友人のイネスが登場人物です。
下着をつけずにエレベーターで高層ビルの屋上に登り、「世の中の男ども見ろ!人類はすべて私たちから生まれた!」と見せつけて、パワーを取り戻していくという非常にパワフルなシーンです。
このシーンを指導する時のイヴァナは、演じる女優に全力でエンパワーメントという目的を取りに行かせます。
※イヴァナのスタジオのものではありませんが、英語のシーンのリンクはこちらにあります。
日本という社会では、アメリカ以上に、自分の本来の力を発揮できていないと感じている女性は多いと思います。
エンターテイメントの業界においても、古くからの男尊女卑的な性質は世界中で残っているのは残念ながら事実かも知れません。
なのでイヴァナは、世界中で、そのように感じている女性のために、シーンワークを通じて、徹底的にパワーを取り戻させてくれます。
もし、これが今のあなたのテーマなら、ぜひイヴァナの来日ワークショップで、彼女のシーンワークを受けていただきたいと思います。
間違いなく、人生が変わる体験となり、あなたのキャリアのターニングポイントになるでしょう。
2020年のイヴァナワークショプでも、あなたが失った本来のパワーを取り戻し、更にはパワー全開になる瞬間を目撃できるのを愉しみにしています!