イヴァナ・チャバックの12のステップをどう使うのか?
イヴァナの演技術は12のステップから
成り立っています。
さて、このステップをどう使っていけばよいのか?
イヴァナの12のステップを
我流で使おうとすると、
どうしてもハマりがちな
トラップというものが存在します。
「代替者」から入る、というやり方。
僕にも12ステップを学び始め
すぐに誤解した経験があります。
「あれ、このストーリーのこのシーン、
俺のこの人との関係にそっくりだ!」
代替者はこれで決まり!!!!
これは、違います!!!
明らかに、取り組むべき順番が違うのです。
イヴァナの推奨する手順とは?
ステップ4からやると、
確実にイヴァナの演技術の
根本的な考え方からずれます。
イヴァナは、本の中で
12のステップは絶対順番通りに、
とは書いていません。
が、しかし・・・
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特に大事なのは、最初の4つのステップです。
ここは、確実に、
順番通りにやっていただく必要があります。
それから、日本の現場で
もともと行われているのが、
ステップ11から入るやり方です。
つまりキャラクターの
「過去の状況」を
探るところから入るわけです。
イヴァナのやり方は
そのやり方とは
根本的に違います。
そう、
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大事なことなので繰り返します。
最初の4つのステップは、
あくまでも、自分自身の事は置いておいて、
キャラクターから入るのです!
このキャラクターの「全体の目的」は何だろう?
「シーンの目的」は?
「どんな障害があるんだろう?」
このステップを省略してはいけません。
ここをどれだけ徹底できるかが、
あなたが、イヴァナのテクニックを
使いこなせるようになるかを決定します。
繰り返しておきます。
「代替者」にいきなり
向かわないでください。
では、次回はいよいよ、
「全体の目的」の話に
入っていきます。