とにかく、映画作品に関しては多作で知られるウッディアレンですが、あなたは今までに、どのウッディアレン映画を見たことがあるでしょう?
※注↑の写真は、ウッディアレンではありませんのでお間違いないよう^^
イヴァナワークショップでもウッディアレン映画がプレイヤーの演目としても採用されましたが、それが「ウッディアレンのバナナ」という映画です。
下にウッディアレンの関係したこれまでの映画のフィルモグラフィーをあげてみましたが、ものすごい数の映画に関わっています。何作くらい見たことがあるのか、数えてみるのもいいかも知れませんね。
ウッディアレン 出演・監督・脚本の映画フィルモグラフィー
公開 | 邦題 | オリジナルタイトル |
1965 | 何かいいことないか子猫チャン | What’s New, Pussycat? |
1966 | どうしたんだい、タイガー・リリー? | What’s Up, Tiger Lily? |
1967 | 007/カジノ・ロワイヤル | Casino Royale |
1969 | 水は危険・ハイジャック珍道中 | Don’t Drink the Water |
1969 | 泥棒野郎 | Take the Money and Run |
1971 | ウッディアレンのバナナ | Bananas |
1972 | ボギー!俺も男だ | Play It Again, Sam |
ウッディアレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう | Everything You Always Wanted to Know About Sex But Were Afraid to Ask | |
1973 | スリーパー | Sleeper |
1975 | ウッディアレンの愛と死 | Love and Death |
1976 | ウッディアレンのザ・フロント | The Front |
1977 | アニー・ホール | Annie Hall |
1978 | インテリア | Interiors |
1979 | マンハッタン | Manhattan |
1980 | スターダスト・メモリー | Stardust Memories |
1982 | サマー・ナイト | A Midsummer Night’s Sex Comedy |
1983 | カメレオンマン | Zelig |
1984 | ブロードウェイのダニー・ローズ | Broadway Danny Rose |
1985 | カイロの紫のバラ | The Purple Rose of Cairo |
1986 | ハンナとその姉妹 | Hannah and Her Sisters |
1987 | ラジオ・デイズ | Radio Days |
セプテンバー | September | |
ゴダールのリア王 | King Lear | |
1989 | 私の中のもうひとりの私 | Another Woman |
エディプス・コンプレックス | Oedipus Wrecks | |
ウッディアレンの重罪と軽罪 | Crimes and Misdemeanors | |
1990 | アリス | Alice |
1991 | 結婚記念日 | Scenes from a Mall |
1992 | ウッディアレンの影と霧 | Shadows and Fog |
夫たち、妻たち | Husbands and Wives | |
1993 | マンハッタン殺人ミステリー | Manhattan Murder Mystery |
1994 | トラブルボックス/恋とスパイと大作戦 | Don’t Drink The Water |
1995 | ブロードウェイと銃弾 | Bullets Over Broadway |
1996 | 誘惑のアフロディーテ | Mighty Aphrodite |
1997 | 世界中がアイ・ラヴ・ユー | Everyone Says I Love You |
地球は女で回ってる | Deconstructing Harry | |
1998 | インポスターズ | The Impostors’ |
セレブリティ | Celebrity | |
アンツ(アニメ作品) | Antz | |
ワイルド・マン・ブルース(ドキュメンタリー) | Wild Man Blues | |
1999 | ギター弾きの恋 | Sweet and Lowdown |
2000 | CIAの男 | Company Man |
おいしい生活 | Small Time Crooks | |
ヴァージン・ハンド | Picking Up the Pieces | |
2001 | スコルピオンの恋まじない | The Curse of the Jade Scorpion |
2002 | さよなら、さよならハリウッド | Hollywood Ending |
2003 | 僕のニューヨークライフ | Anything Else |
2004 | メリンダとメリンダ | Melinda and Melinda |
2005 | マッチポイント | Match Point |
2006 | タロットカード殺人事件 | Scoop |
2007 | ウッディアレンの夢と犯罪 | Cassandra’s Dream |
2008 | それでも恋するバルセロナ | Vicky Cristina Barcelona |
2009 | 人生万歳! | Whatever Works |
2010 | 恋のロンドン狂騒曲 | You Will Meet a Tall Dark Stranger |
2011 | ミッドナイト・イン・パリ | Midnight in Paris |
映画と恋とウッディアレン | Woody Allen: A Documentary | |
2012 | ローマでアモーレ | To Rome with Love |
2013 ブ | ルージャスミン | Blue Jasmine |
ジゴロ・イン・ニューヨーク | Fading Gigolo | |
2014 | マジック・イン・ムーンライト | Magic in the Moonlight |
2015 | 教授のおかしな妄想殺人 | Irrational Man |
2016 | カフェ・ソサエティ | Café Society |
ウッディアレンの6つの危ない物語 | Crisis in Six Scenes | |
2017 | 女と男の観覧車 Wonder Wheel | A Rainy Day in New York |
2020 | (公開予定・・・) | Rainy Day in New York |
映画「ウッディアレンのバナナ」
本作「ウッディアレンのバナナ」は、ウッディアレンが監督・脚本・主演を務めたコメディ映画で、1971年公開(82分)の監督第3作目の映画作品です。
※第1回監督作品は「どうしたんだい、タイガー・リリー?」(1966)、第2回監督作品は「泥棒野郎」(1969)です
若い頃の監督作品なので、初期の勢いやウッディアレン独特の風刺がすごく感じられる映画作品ですが、意外と見たことがない人も多いのではないでしょうか?
アメリカ合衆国の映画監督、俳優、脚本家、小説家、クラリネット奏者
アカデミー賞に史上最多24回のノミネート。監督賞を1度、脚本賞を3度受賞しています
ウッディアレンのトレンドマークは、飄々とした演技とあのメガネですね。
メガネはウッディアレンの愛用品ですが、タートオプティカルの「ブライアン(BRYAN)」というモデルだそうです。今現在は生産中止で手に入らないそうですが、創業者ジュリアス・タートの甥であるリチャード・タートが創設したブランドでは、ウディ・アレンと同じ「ブライアン」復刻モデルが手に入るようです。
映画「ウッディアレンのバナナ」について
あらすじ
ある会社の製品検査員として毎日、生気もなく働いていた男・フィールディングが、家に突然訪ねてきた女性・ナンシーに一方的に一目惚れ。が、あえなく彼女に突然の別れを切り出されてしまうことに。
好きな女性の気を引くことだけが目的で渡った南アメリカの架空の国「サンマルコ共和国」、そこで革命軍に身を投じたことがきっかけとなり、ついにはフィールディングは、独裁国家の大統領にまで祭りあげられてしまうという破茶滅茶コメディー。
ウッディアレン節炸裂しています。
トリビアとしては、無名時代のシルベスタ・スタローンが、地下鉄で騒動を起こすチンピラ役の一人としてウッディアレンと共演していることですかね。とにかく、ウッディアレン独特の視点と風刺が効いた笑いが、本作品の一番の特徴。
さて、では映画タイトルの「バナナ」の意味とは?
見れば、実在する「ある国」を揶揄しているのだとすぐにわかるはずです。是非、一度手にとって見てみてください。
映画「ウッディアレンのバナナ」スタッフ
監督 | ウッディ・アレン |
脚本 | ウッディ・アレン |
ミッキー・ローズ | |
音楽 | マーヴィン・ハムリッシュ |
製作総指揮 | チャールズ・H・ジョフィ |
製作 | ジャック・グロスバーグ |
アクセル・アンダーソン | |
アントニオ・エンカルナシオン |
映画「ウッディアレンのバナナ」キャスト
出演キャスト | 役名 |
ウディ・アレン | フィールディング |
ルイーズ・ラサー | ナンシー |
カルロス・モンタルバン | バルガス将軍 |
ナティビダード・アバスカル | トランダ |
ハコボ・モラレス | エスポジート |
ミゲル・アンヘル・スアレス | ルイス |
デヴィッド・オーティス | サンチェス |
ルネ・エンリケス | ディアズ |
ジャック・アクセルロッド | アロヨ |
シャーロット・レエ | |
ハワード・コセル | |
ダン・フレイザー | |
アレン・ガーフィールド | |
シルべスタ・スタローン |
イヴァナチャバック・ワークショップ雑感
イヴァナワークショプでは、第1回、第3回のワークショップで、これまでにプレイヤーが2回にわたってこの映画「ウッディアレンのバナナ」のスクリプトを演じてくれています。
名前は言えませんが、皆さんのよく知っているあの方も、この作品で演技を披露しました。また、どちらの回の俳優さんもイヴァナの指導のもと果敢にチャレンジし、とても見応えのあるシーンになったのが印象的でした。
これからのイヴァナワークショプでもまた再び演目として採用される可能性があると思いますので、プレイヤー参加を考えている人はもちろん、見学者希望の方も、まだ見たことがないという方は、是非一度見てみてくださいね。